2016年度全国大会報告

総文祭に参加して  北海道札幌国際情報高等学校 3年髙橋瑠衣 

  私は、 広島県で行われた全国高等学校総合文化祭に参加してきました。
  広島県立美術館に展示された全国作品はどれも素晴らしく、 作者の作品に
対する努力と情熱が感じられるものばかりでした。
  平面作品は、まるで本当にそこに人や建物などがあるかのように空間が巧
みに表現された写実的な油絵から、ユニークでインパクトのあるデザインなど、
多くのものが飾られていました。 近くに寄って見てみると、近くで見ても丁寧に
そして緻密に描きこまれた画面や、工夫が施された絵肌に思わず感嘆の声が
出てしまうほど圧倒されました。色づかいや絵肌の作り方など、私も参考にした
い、やってみたいと感じるものがたくさんありました。特に、人物画での人物の
光の当たり方、肌の色の作り方や構図などは、私も人物を描くのが好きなので
参考にしたいと思いました。  
  私は普段は平面作品を制作しているのですが、立体作品もとても同じ高校生
が作ったとは思えないような迫力があり精巧な作品が多かったです。 平面作品
と同様に近くに寄って見るのですが、やはり近くで見ても丁寧で作品の息づかい
が感じられました。私は立体作品のことは詳しくはよくわからないのですが、立
体初心者でも一目ですごいとわかる作品の数々に、平面作品と同じように圧倒
されました。  
  私は今回の総文祭で、全国の高校生の素晴らしい作品に直接触れて、 多く
のことを学びました。私の今後の進路を考える一つのきっかけにもなりました。
本当に貴重な体験をしたなぁと思っています。
  最後になりますが、 これまでご指導くださった顧問の富永先生、支えてくれた
家族、 共に切磋琢磨した美術部の仲間、そして今回の総文祭の関係者の皆様
に感謝いたします。本当にありがとうございました。