本校ホームページのリニューアルにあたって
開発の経緯
本校3学年情報システム科の選択授業「情報管理研究」では、例年システム開発を取り上げている。開発するシステムの題材から生徒に検討させ、設計から開発に至るまで学習している。平成14年度の開発テーマは、「本校のホームページ」となった。
開発を進めるにあたって、生徒たちへの指示は次の二点の要望にとどめ、生徒自らが計画し取り組んだ。要望事項は、「全校生徒・全教職員が自分たちの手で簡単に作成し更新できるホームページ」「更新が継続できる」である。以下は開発に取り組んだ生徒たちのレポートである。
1.
ホームページのリニューアル及び更新に至るまでの経緯
本校も開校8年目となり情報化が高度に進んでいく中で、今までの本校ホームページを進化させ、「ユーザへの多くの情報提示」「様々な学校の取り組みを前面に出す」「生徒全員が簡単に情報発信を可能にする」この3つをプロジェクトの目標にしました。
2.
webページ作成までの流れ
(1) 研究の進め方
プロジェクト開始当時は私たち3人と先生2名の合計5名のプロジェクトチーム形式で研究を進行させていきました。先生が要望するお客様の立場となり、私たちが開発者の立場となってプロトタイプ型の開発技法を用いて授業に取り組みました。
(2) 試作品の見直し作業
目標はトップページからダイレクトに様々なコンテンツへ飛んでいくことができるページを目指した。当初、開発したホームページ(HP)はフレーム処理型の形式をとり、階層を浅くした点では成功した。しかし、トップページから直接各コンテンツに飛ぶ事が出来るホームページを目標としたため、更にトップページの見直しを図ることにした。その後、基本となるトップページの試作だけで十数ページに及んだ。
(3)トップページの完成
@ トップページの設計方針
トップページの設計方針は、3色(青、緑、橙)を基本色として設定した。さらに、項目ごとにこの3色をグラデーションさせデザインした。壁紙については、基本色の三色を活かし、サイト内の統一感を図り、更新時の作業が簡略化できる点を考慮して、基本的には壁紙を使用せずに白を基調とする方針にした。また、HTML言語を知らない生徒や先生たちが簡単に作成できるよう市販のソフトを利用して開発した。今後全校生徒や先生方が、上記の点に基づき全員が統一したイメージを持って作成や更新が可能になる設計方針にした。
A 配色決定
トップページの設計方針を活かし、使用する色の色番を指定した。
学校案内(#4040ff) 行事案内(#5555ff) 授業の取り組み(#8080ff)
各学科案内(#55a9ff) 国際交流(#80bfff)教育相談室(#9fcfff)
生徒会活動(#3cc36c) 部局同好会活動(#ffbf80)
B 全体のページ作成とメンバーの増員
3名がトップページの設計を終え、その方針に基づき全ページの作成にとりかかった。3人で全ページを作成するには無理があり、残り2ヶ月となり先生に相談したところ、私たちが選択している他の授業でこのプロジェクトの演習を取り上げて下さった。
3.
掲載内容
(1) 学校案内学
@ 校長挨拶
A 学校概要
B 入試情報
C 校内案内図
D 学校へのアクセス
(2) 各学科案内
@ 普通科
A 国際文化科
B 情報技術科
C 情報システム科
D 流通サービス科
(3) 進路状況案内
@ 学科別進路情報
A 進路先別進路情報
(4) 生徒会活動案内
@ 生徒会執行部
A SIT祭
B 球技大会
(5) 行事案内
@ 月間行事予定
A 年間行事予定
(6) 英語教育・国際交流
@ SELHi
A 中国姉妹校交流
B JICA
(7) 情報教育
@ 本校ホームページの作成にあたり
A サイトマップ
(8) 部活動案内
@ 運動系
A 文化系
B 局・同好会
(9) 授業の取り組み
@ 授業の取り組み
(10)教育相談室
@ 話してみようよ最新号
A バックナンバー
B メール相談
(11)その他
@ 随時更新
4.開発を終えて
ホームページを作成する上で先生、生徒ともに簡単に更新できるフォームを完成させるのは大変でした、ホームページを作ったことのない人に簡単にページを作ることができるようなものを作るということは難しいものでした。実際にHTML言語を知らない先生にきていただいて一緒に作業してみて分った事もあります。メンバーの中にもホームページの知識はあるが作ったことのない人間がいること、作ったことはあるが完成品のイメージがそれぞれ全く違うなど様々な問題がありました。以前までのホームページとは違いトップページとリンク先のページを一緒に考えていかなければならず設計方針が決定するまでが一番大変でした。しかし、プロトタイプやスパイラルモデルのような頭で理解していた開発手法を実際に体験できたことはいい経験になりました。プロジェクトチームではリーダーの立場であると同時にメンバーの一員として仕事を行っていくことの難しさが実感できました。このような開発を高校生の時期に行えたことは大変貴重な経験となりました。メンバー全員の作業まで目が行き届かず、完了しているはずの作業が実際終了していないなどのことがあり、リーダーの立場で全体を掌握していく難しさが分りました。
このホームページを私たちの卒業作品として残していきます。卒業作品にしては大変な内容でありましたが、やりがいのあるものとなりなした。