普通科において育成を目指す資質・能力
各学年8クラス中、2クラス80名が普通科の生徒です。普通科では、「グローバル社会で活躍できるよう『普通の普通科ではない』という学科としてのメンタリティーとプライドを育てるとともに、言語を使って考え、議論し発信しようとする態度を育てる。」を学科の目標に据え、多学科集合型の学校において、様々な学科の影響を受けながら、学習・行事・部活動などあらゆる活動に意欲的に取り組んでいます。
探究的な学び
近年、進化した人工知能が様々な判断を行ったり、身近な物の働きがインターネット経由で最適化されたりする時代の到来が、社会や生活を大きく変えていくとの予測がなされています。そのような世の中においては、直面する様々な変化を柔軟に受け止め、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかを考え、主体的に学び続けて自ら能力を引き出し、自分なりに試行錯誤したり、多様な他者と協働したりして、課題を解決し新たな価値を生み出していくために必要となる力を身に付ける必要があります。
このような資質・能力を身に付けるため、普通科においては「探究的な学び」を重視しています。通常に行われる教科・科目の授業はもとより、3年間、系統的・計画的に「総合的な探究の時間」に取り組みます。また、1年では数学に特化し、「数学研究」と称した活動を行います。
【総合的な探究の時間】
1年時:MIXクラスにおいて、「北海道の都市や町が抱える課題を発見し、その解決につながる方策について考える」活動を行います。
2年時:国際文化科と共に、今まで行ってきたリサーチプロジェクトの活動に準じた取組として、「自分の興味・関心のある事柄や事象に関する課題を発見し、その解決につながる方策について考え、調査・研究し、それをまとめ・発表する」活動を行います。
3年時:国際文化科と共に、「卒業後のアクションプランの設定」、「志望理由書の作成」、「希望進路別で個人探究及びそのプレゼン」、「進路希望別探究ゼミ」等の活動を行います。※3年時は予定です。
【数学研究及び数学研究発表会】
数学研究では、各自が設定した課題について調べまとめたレポートを、生徒同士で相互評価します。そして、相互評価や数学科の先生によって優れた研究であると認められたグループまたはペアは、全体の前で研究内容のプレゼンテーションを行います。
令和4年度リサーチプロジェクト(課題研究)中間報告会の様子はこちら
教育課程
専門科目のある他学科とは異なり、普通科目を一番勉強できるカリキュラムを設定しています。29期生(令和5年度入学生)の教育課程は、次のとおりです。
進路状況
多くの生徒は現役での大学合格を目指して勉強しており、今年の3月卒業生も難関国公立大学や有名私立大学に進学しています。授業だけではなく、土曜セミナー(講習)、夏期講習や冬期講習にも参加しながら、勉強を進めています。公務員・就職希望の生徒もおりますが、面接・小論文指導も含め、少人数ならではのきめ細かな指導を行っています。
検定取得
実用英語検定に挑戦する生徒が数多くいます。他学科の生徒が受ける検定にチャレンジすることもできます。